創作モットーに「格差」を掲げている。私は格差に興奮する。
いじめとは、格差のない、あってはならないところに暴力で格差を作り出すことである。
本来なら同じ立場の人間の中で、その構成員たちが「こいつはいじめてもいい」「こいつにはいじめられるだけの理由がある」などと判断し、多数で少数に対し陰湿な攻撃をする。
エロコンテンツでのいじめは
・陰口を叩く
・裸にする
・淫猥な言葉を言わせる
・主従関係を結ばせる
・オナニーやセックスを強要する
・録画撮影録音する
などの形態をとる。
現実世界でのいじめでよくみられる無視、集団からの排除はエロコンテンツでは少ない傾向にあり、所有物への攻撃は隠語の落書きや陰部への詰め込みとして描かれやすい。プロレスごっこと称して絞め技をかける、相手の家族を罵るなどもある。
いじめはどんな集団でも発生しうるが、特に「まとめよう」「全員を均質化しよう」という外部からの意図が働く集団で発生しやすい。各個人がストレスを溜め、指導者の理想から外れているものにその捌け口を求めるからである。
家庭内、学校のクラス、部活、会社の部署、刑務所、奴隷小屋、ときにダンジョン攻略パーティでもいじめは発生する。
残念なことに私はいじめられた経験があるが、幸運なことにそれで心に大きな傷を負わなかった。もっと幸運なことに、あの行為を美少女が受けていたらどうだろう、と空想に転換するだけの想像力があった。いじめ描写での興奮は、経験を通じて獲得された興奮である。
友情とは、たとえ能力、身分、貧富などに格差があっても乗り越えて手を取り合うことで、いじめの逆である。友情を描くと対比でいじめと格差が鮮明になる。
「わたしたち友だちだし、お願い聞いてくれるよね?」などと偽りの友情を盾にいじめるのは、現実でも創作でも常套手段である。いじめられた側は人間関係をいじめる側に依存することが多々あるので、この攻撃は非常によく効いてしまう。いじめをよく描写するためには、その準備としていじめ対象の孤立を設定しなければならない。 目立っている、浮いている、他と立場が違う、周りから区別された対象を決めよう。攻撃されるだけの理不尽な理由を集められたら、かわいそうなヒロインの完成だ。
反対に、いじめる側には顔がない。無個性に溶け込んだ人間たちの集団である。
※いじめっこギャルに精液しぼりとられ、みたいなジャンルはまた別とする。何がどう違うのかは改めて議論したい。



